「所見の書き出しってどんな感じで書けばいいのかな?」
「最後の一文の書き方をパターンで知りたい」
と思っている先生も多いのではないでしょうか。
所見の書き始めや締めの言葉、どう書いたらいいか悩みますよね。
いきなり本題に入るのも味気ない気がするし…。
…かといっていい文章が思い浮かばないし。
そんな悩みを解消するために、この記事では所見の書き出し・締めの言葉をパターンで紹介します。
- 所見の書き出しの言葉パターン紹介
- 所見の締めの言葉パターン紹介
- 所見の語尾・文末表現で気をつけること
記事を読むことで、所見をスムーズに書き始めたり、最後の一文を自然に書いたりできるようになりましょう。
所見の書き出しパターン

まずは、所見の書き出しの言葉を紹介します。
所見の書き出しには、以下のパターンがあります。
- 全体の総評を一言で
- その子のよさを一言で
- いきなり内容に入る
それぞれ見ていきましょう。
全体の総評を一言で
もっとも書き出しに使いやすいのは「全体の総評を一言で」言い表す方法です。
例えば、以下のような所見を書こうと思っていたとします。
国語の「◯◯」の学習では、相手や目的を意識して報告文を書きました。表やグラフを活用し、友だちに分かりやすいよう工夫する姿が素晴らしいです。また、周りの人の気持ちをよく考え、適切な行動をとることができました。困っている友達に励ましの言葉をかけることで、温かい人間関係を築いています。
このままでもよいのですが、「いきなり内容に入るのはちょっと…」と感じる場合は、次のように全体の総評を一言で付け足してみましょう。
まじめに勉強に取り組む姿勢と思いやりのある行動で、大きく成長できた1学期となりました。
国語の「◯◯」の学習では、相手や目的を意識して報告文を書きました。表やグラフを活用し、友だちに分かりやすいよう工夫する姿が素晴らしいです。また、周りの人の気持ちをよく考え、適切な行動をとることができました。¥困っている友達に励ましの言葉をかけることで、温かい人間関係を築いています。
どうでしょうか。
全体の総評が書き出しに来ることで、読みやすい所見になったのではないでしょうか。
全体の総評を一言で書いた文には、以下のようなものがあります。
毎日コツコツ努力することで、着実に力をつけることができています。
勉強も友達関係も積極的に取り組み、バランスの取れた生活を送ることができました。
学習面での進歩が目覚ましく、同時に周りへの気配りもできて素晴らしかったです。
学習にも係活動にも全力で取り組むことができた1学期でした。
自ら学ぶ姿勢が身につき、学習面で大きな成長を見せています。
学習への興味関心が広がり、積極的に知識を深める姿勢が育っています。
学習の基本的な習慣が身につき、自主的に学ぶ力が育っています。
その子のよさを一言で
所見書き出しの文章2つ目は「その子のよさを一言で」言い表す方法。
例えば、明るく前向きな性格の子だったら、このような感じで↓
明るく前向きな性格で、周りの人々に良い影響を与えてくれる◯◯さん。授業中は積極的に発言し、クラスの学習意欲を高めてくれています。算数では、立体の展開図の書き方をマスターし、友達に教える姿が印象的でした。また、当番活動でも友達と協力しながら取り組み、率先して教室の整理整頓を行いました。クラスの明るい雰囲気づくりに貢献しています。
このように、その子のよさを一言で伝える書き出しも素敵ですよね。
その子のよさを一言で伝える書き出し文には、以下のようなものがあります。
思いやりのある行動で、クラスの中で温かな雰囲気を作り出してくれる◯◯さん。
責任感が強く、与えられた役割を誠実にこなす◯◯さん。
明るく前向きな性格で、周りの人々に良い影響を与えてくれる◯◯さん。
相手の気持ちを考え、適切な言葉選びができる◯◯さん。
困っている友だちに自然に手を差し伸べる優しさを持っている◯◯さん。
粘り強さがあり、困難な課題にも諦めずに取り組む◯◯さん。
好奇心旺盛で、新しいことに積極的にチャレンジした◯◯さん。
いきなり内容に入る
所見の書き出しパターン3つ目は「いきなり内容に入る」です。
書き出しの文章があった方が読みやすいかもしれませんが、所見の文字数が短い場合は、書き出しの文章は不要です。
150〜200文字ほどしか書けない学校の場合は、いきなり本題に入ったほうがよいです。
少しでも多く「その子のよさ」を伝えられるように、文字数を大切に使っていきましょう。
卒業生向け
卒業生(小学校6年生の3学期/中学校3年生の3学期)に向けて書く場合は、
ご卒業おめでとうございます。
卒業おめでとうございます。この6年間で大きく成長しましたね。
などの一言を書き出しに使うのもありです。
文字数制限との兼ね合いを見ながら、使ってみてくださいね。
所見の締めの言葉パターン

続いて、所見の締めの言葉・最後の一文に使える文章を見ていきましょう。
以下のパターンごとに紹介します
- 1学期・2学期(前期)
- 3学期(後期)
- 嬉しくなる一言
- 今後の支援
- 卒業生向け
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1学期・2学期(前期)
1学期や2学期(もしくは、前期)の場合は、「次の学期につながる支援」について書くことができます。
そのため、以下のような締めの言葉を使えます。
2学期も〜〜できるよう声掛けしていきたいと思います。
3学期も〜〜に気をつけて見ていきます。
後期も〜〜ができるよう見守っていきます。
今後も〜〜ができるよう支援していきます。
3学期(後期)
3学期(後期)の所見では、進級後の「期待」を込めたメッセージが書けます。
そのため、以下のような締めの言葉を使えます。
◯年生になっても〜〜で活躍することを期待しています。
◯年生でも〜〜を頑張ってほしいと思います。
これからも〜〜に挑戦して、さらに成長していってください。
これからも〜〜な◯◯さんでいてください。
これからも〜〜を続けて、どんどん力を伸ばしていってください。
※「◯年生でも〜」「これからも〜」の部分を「2学期も〜」「3学期も〜」というように変えれば、1・2学期の所見でも使えるかもしれませんね
卒業生向け
卒業生には、中学校(もしくは高校)での活躍への期待や応援・励ましのメッセージが書けます。
そのため、以下のような締めの言葉を使えます。
中学校になっても〜〜で活躍することを期待しています。
中学校でも〜〜に挑戦しつづけてください。応援しています。
中学校でも〜〜な気持ちを大切にしていってください。
これからも持ち前の〜〜〜で、・・・していってください。
これからも夢に向かって挑戦しつづけてください。
いつでも使える嬉しくなる一言
その他、いつでも使える締めの言葉として以下のようなものがあります。
これからも〜〜で活躍することを期待しています。
これからも〜〜で成長していくことを期待しています。
今後の成長を楽しみにしています。
所見の語尾・文末表現で気をつけること

所見作成の際の「語尾」「文末表現」で気をつけたほうがよいことを2つ紹介します。
同じ文末表現が3回続かないようにする
所見を書くときには、同じ文末表現が連続して続かないように気をつけましょう。
例えば以下の所見。
国語の「◯◯」の学習では、相手や目的を意識して報告文を書きました。表やグラフを活用し、友だちに分かりやすいよう工夫しました。また、周りの人の気持ちをよく考え、適切な行動をとることができました。友だちが困っている友達に励ましの言葉をかけることで、温かい人間関係を築きました。
文末表現がすべて「ました。」となっているので、保護者に稚拙な印象を与えてしまいます。

保「あらやだ。この先生、子どもみたいな文章を書くわね〜。」
そのため、文末表現は3回連続続かないように書きましょう。
(できるなら2回連続も避けたいところ)
こちらは、文末表現が連続しないように書き換えました↓
国語の「◯◯」の学習では、相手や目的を意識して報告文を書きました。表やグラフを活用し、友だちに分かりやすいよう工夫する姿が素晴らしいです。また、周りの人の気持ちをよく考え、適切な行動をとることができました。友だちが困っている友達に励ましの言葉をかけることで、温かい人間関係を築いています。



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冗長表現を避ける
冗長表現とは「テンポが悪くなる不要な文章表現」のことです。
よくある冗長表現には、以下のものがあります。
することができました。
自分の意見を発表できました
自分の意見を発表などでは、率先して仕事をしました
委員会や係活動では、率先して仕事をしました
委員会や係活動実験では、予想を立てて実験できました。
理科の授業では、予想を立てて実験できました。
理科の冗長表現はつい使ってしまうので、気をつけましょう。
まとめ:所見の書き出し・締めの言葉を使って読みやすい文章を書こう


所見に「書き出し・締めの言葉」をつけることで、読みやすい文章になります。
各学校の所見の文字数との兼ね合いを考えて、書き出しや締めの言葉を入れてみてくださいね。
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