「所見に書くことがない子はどうしたらいいの？
と思っている先生も多いのではないでしょうか？
所見を考えていると、「あれ？この子…何を書いたらいいんだ？…書くことが見つからない！！」という瞬間、ありますよね。
そんな思いをしている先生向けに、この記事では「所見に書くことがないときの解決法3選」を紹介します。
- 解決法①：リフレーミングでポジティブ変換
- 解決法②：具体的な事例から探す
- 解決法③：苦手克服の途中経過を伝える
を紹介します。
クラスの子のことを思い浮かべながら、所見を完成させていきましょう。
『通知表・所見インフォメーション』には、生活面のいろんな所見文例そろえてます↓
所見文例を見てみる↓
所見に書くことがない場合の解決法①：リフレーミングでポジティブ変換
所見に書くことが見つからない、またはその子のネガティブな面が所見を書きづらくしている場合は、リフレーミングを使ってポジティブに変換してから所見を書くことが効果的です。
リフレーミングの具体例
リフレーミングとは、物事（子ども）の見方や捉え方を変えることです。
その子自体は同じでも、教師の見方を変えることでポジティブな側面を見出す方法です。
例えば、
- 「おしゃべりな子」→「コミュニケーション能力が高い子」
- 「落ち着きがない子」→「活発で好奇心旺盛な子」
- 「マイペースな子」→「自分のリズムを大切にできる子」
- 「頑固な子」→「信念を持っている子」
- 「慎重すぎる子」→「細やかな配慮ができる子」
このように、一見ネガティブに見える特性も、視点を変えることでポジティブに捉え直すことができるのです。
リフレーミング後に作成した所見文例（5パターン）
では、実際に先ほどの「おしゃべりな子」「落ち着きがない子」「マイペースな子」「頑固な子」「慎重すぎる子」の所見文例をいくつか見てみましょう。
「おしゃべりな子」→「コミュニケーション能力が高い子」
明るく活発な性格で、クラスの雰囲気を和やかにする力を持っています。その特性を生かし、グループ活動でのリーダーシップを発揮することが増えてきました。
「落ち着きがない子」→「活発で好奇心旺盛な子」
好奇心旺盛で、様々なことに興味を示します。その探究心を大切にしながら、一つのことに集中して取り組む時間を少しずつ延ばしています。
「マイペースな子」→「自分のリズムを大切にできる子」
自分のペースを大切にしながら学習に取り組んでいます。焦らず丁寧に課題をこなす姿勢が、着実な学力向上につながっています。
「頑固な子」→「信念を持っている子」
自分の意見をしっかり持っており、それを表現する力が育っています。他の意見も柔軟に受け入れる姿勢も少しずつ身についてきました。
「慎重すぎる子」→「細やかな配慮ができる子」
周囲の状況をよく観察し、慎重に行動する傾向があります。その特性により、細やかな気配りができ、クラスメイトから信頼されています。
うまくリフレーミングできないときは…
「見方を変えるなんて難しい…」
「うまくリフレーミングができない」
という場合は、AI（ChatGPTなど）の力を借りるのがおすすめ。
ChatGPTに「◯◯をポジティブにリフレーミングして」と指示を出せば、どんどんポジティブな姿を教えてくれますよ。
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所見に書くことがない場合の解決法②：具体的な事例から探す
所見に書くことがないと思ったときは、所見文例を眺めてみるのがおすすめ。
所見文例の書籍を購入して見るのもいいですし、ネット検索で探してみるのもよいでしょう。
当ブログでも、1,000を超える所見文例を載せているので、色々と見てみるとよいでしょう。
いくつか具体的な場面と共に紹介しますね。
生活面の所見文例を見てみる
友達との関わり方が上手・苦手な子の所見文例
友達との関わり方が上手
休み時間には様々な友達と遊ぶ姿が見られます。特定のグループに固執せず、幅広い交友関係を築いている様子は素晴らしいです。
友達との関わり方が苦手
最近、グループ活動に少しずつ参加できるようになってきました。自分のペースを大切にしながらも、友達と協力する場面が増えてきており、とても嬉しく思います。
挨拶ができる子の所見文例
朝教室に入るとき、いつも元気な声で「おはようございます」と挨拶できています。クラスの友達一人一人の顔を見て挨拶する姿は、周りの児童たちにも良い影響を与えています。
リーダーシップのある子の所見文例
班長として、みんなの意見をしっかり聞いて、公平に扱う様子が見られました。班の目標達成に向けて、全員が協力できるよう声かけを行い、助け合える雰囲気づくりができていました。
発表をよくする子の所見文例
算数「◯◯」の授業では、問題の解き方を順序立てて発表する力が身についています。黒板を使って図や式を表し、クラスの友達がわかりやすく理解できるよう説明ができるようになりました。
読書が好きな子の所見文例
たくさんの本を読むことで、幅広い知識を身につけ、豊かな想像力が育っています。読書で学んだことを活かして、作文や感想文でも自分らしい表現ができるようになりました。
係活動ごとの所見文例
教室で育てている生き物の世話を熱心に行い、観察日記をつけて成長の様子を記録しています。植物の世話にも積極的に取り組み、自然への関心を深めています。
運動会の所見文例
かけっこで1番を取ることを目標に、休み時間も自主的に練習に取り組みました。努力が実を結び、本番では力強い走りを見せ、大きな達成感を得ることができていました。
性格「協調性のある子」の所見文例
クラスの話し合いの場面で、異なる意見をうまくまとめる役割を果たしています。協調性を発揮し、クラス全体の和やかな雰囲気づくりに一役買っています。
各教科の所見文例を見てみる
当ブログでは、小学校全教科の所見文例を準備しています。
「所見が書けない子」が、少しでも得意な教科や、努力している教科があったらタップしてみてください↓
所見に書くことがない場合の解決法③：苦手克服の途中経過を伝える
所見に書くことがないときのコツ3つ目は、苦手克服の途中経過を伝えるやり方です。
「◯◯ができました！〜〜〜な力が身についています。」
といった所見を、自信満々で書けないことってありますよね。
そんなときは、努力している「過程＋今後の支援」を伝えるような書き方をしてみましょう。
- 今までは◯◯が苦手だったけど、小さな成功体験により徐々にできるようになってきています。これからも〜〜〜ができるよう見守っていきます。
- ◯◯の大切さに気づき、今一緒に練習をしているところです。これからも〜〜〜な声掛けを続けていきます。
文例
人と関わることに少し緊張する様子が見られましたが、少人数のグループ活動から始めて、徐々に自信をつけています。友達と協力して作品を作る際、自分の意見を小さな声ながらも伝えようとする姿が見られるようになりました。これからも安心して自己表現できる環境づくりを心がけていきます。
算数の文章題に苦手意識がありましたが、問題文を一緒に読み解きながら、大切な情報に線を引く練習を続けています。少しずつですが、自分で問題の構造を理解しようとする姿勢が見られるようになりました。今後も、スモールステップで自信をつけられるよう支援を続けていきます。
漢字の習得に時間がかかっていましたが、漢字カードを使ったゲーム形式の学習を取り入れたところ、興味を持って取り組む様子が見られるようになりました。特に、部首の意味を知ることで、新しい漢字への抵抗感が減ってきたように感じます。楽しみながら学べる工夫を続けていきます。
体育の授業、特に球技に苦手意識がありましたが、基本的な動きを個別に練習する時間を設けたことで、少しずつ自信がついてきています。特にキャッチボールでは、最初はボールを怖がっていましたが、今では笑顔で取り組む姿が見られます。これからも、できたことを具体的に褒めながら、運動の楽しさを感じられるよう導いていきます。
音楽の授業で、みんなの前で歌うことに抵抗がありましたが、小グループでの活動から始めて、徐々に慣れていく様子が見られます。最近では、好きな歌を見つけ、休み時間に友達と一緒に口ずさむ姿も見られるようになりました。無理強いせず、音楽を楽しむ気持ちを大切にしながら、自己表現の喜びを感じられるよう見守っていきます。
「所見に書くことがない子」の所見文例をサクッと書いてもらう方法
「AIに通知表の所見を書いてもらえたらいいのにな…」
と考えたことがある先生も、いるのではないでしょうか。
実は、この記事に載っていた文例は、すべてChatGPTの力を借りて作成しました。
このような「通知表・所見たたき台の文章」を、自分でサクッと出せるようになったら、便利だと思いませんか？
やり方は、ChatGPT通知表所見作成法にまとめています↓
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- 所見の文章を大量に出力する方法
- 所見文例集をアレンジする方法
- リフレーミング法（子どものネガティブをポジティブに変換する方法）
- 所見全文お任せ法
- 「型」作成法
- 自分の分身に書いてもらう方法
- 所見の文章を修正する方法
- 通知表文章→要録用文章に変換する方法
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